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第1回モテボーダー講座

あ、どうも、室蘭ブーツ1号2号の小さい方です。

いやぁ、いいシーズンですね。 

札幌に来て早5ヶ月、12月からはほぼ毎週末ゲレンデへ出かけております。

スノーボードの後はやはり温泉ですよね、ルスツやコクサイの後は豊平峡温泉がお決まりのコースになりました。




今日は「これができればメチャモテ!」なスノーボードの技をお一つご紹介です。

グラウンドトリックと呼ばれる滑雪しながら回転したりジャンプする技の中に「フロントサイドノーリー360」という技があります、略してF3とか言う人もいるかな?

技の要領としては「ジャンプして前向きに360度回転する」といった感じなのですが、上手い練習方法を見つけないとなかなか挑戦できないので上達しないのです、そう簡単にできないからこそ「これができればメチャモテ!」なんですけどね。




そこで今回はこの技の練習方法を教えちゃいます。

まずスノーボードを普通に滑ってる時は「身体が右側を向いている」ということの確認、逆向きに滑る方は逆向きで考えてください。

滑雪面の左端に「圧雪していない、やわらかい雪の場所」もしくは「反り立っているけれど滑れる壁」を見つけてください、そこが練習場所となります。



「圧雪していないやわらかい雪の場所」と圧雪している滑雪面の境界付近を滑ります、ソコソコのスピードで突入し、板の後ろ側でエッジを切った(ブレーキを掛けた)と同時に板の先っちょに思いっきり体重を掛けます、そして身体を廻すイメージで右足を180度半時計周りに廻します。

この時点での理想は「板が滑雪面の傾斜に対して垂直になる」こと、簡単に言うと「板先を軸にして板を立てろ」ということです。

立てた板は当然倒れるのですが、右足を廻した惰性が残っているので、勝手に半時計周りに回ってしまいます。



このとき、普通であればうつ伏せで転倒します、転倒時に手を突くと「手の骨を折る」、「肘がわき腹に刺さって肋骨が折れる」
などの危険があります、「圧雪していない、やわらかい雪の場所」を練習場所にするのはよりクッションになる雪で練習するためです、「反り立っているけれど滑れる壁」であれば転倒する前に壁に寄りかかれるので安全です。


上記練習を繰り替えしていくと、稀に体重をかけた板先が勝手に反発するようになります、立てた板が反時計回りに回っているので、反発した板先も反時計回りの動きをします、板先が動くと板全体が浮き上がり、それに続いて身体が廻ります。


ここまでが技の原理です。

さらに練習を重ねると、反発する板先の動きを身体が理解して板をコントロールできるようになります、この時点まで到達したら転倒するのをやめてください、板を立てるのをやめ、板先を反発させて板を浮かすことに集中します。 板のしなりを利用して板の回転をコントロールしてください。 


残念ながらこれ以降は「気合と根性」で。 




「フロントサイドノーリー360」ができると、滑っている時に周辺から「オーッ」と声が上がるようになります、空中であと180度廻るとゲレンデの女の子はイチコロです(メチャモテとかイチコロとか、なんだか語彙が古臭い)、本当にモテます。


かく言う僕なんですけれども、「もう逆向きだって簡単さ!」とか言いつつも昨シーズンは練習中に反発した板で身体が飛ばされ鎖骨をポッキリ、救護室で「骨が折れると気分が悪くなるよ」と言われてから目眩がクラッ… 全治3ヶ月でした。



みなさん、スノーボードは怪我しやすいですからほどほどに頑張ってみてくださいね、アディオース!