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適者生存

DirtyOldMan@開発部です。

「弱肉強食から適者生存へ」は日経ビジネスの広告内にあったキーワード

考えてみる
生物の捕食モデルが弱肉強食。生物の営みの本質ではなく捕食という一端のみを表現していると思う。「厳しい現在に生き抜くためにはこの弱肉強食時代に…」という話はあまり本質を捉えていない。

弱肉強食モデルでは頂点に立つものが全てではなく、各階層全てにおいて弱肉強食なのだからそれが生き抜くためのキーワードでもなんでもない。弱肉強食というモデル自身が適者生存というマクロなモデルの一部に過ぎないということだ。

適者生存でいうと、どういうのが適者となりうるのかということになる。生物は自身の特性を急激に変化させることはできない(人間の時間の感覚での話)。よって、適者になるかどうかは、それを取り巻く環境によるのである。

環境は常に変化している。それが現代社会。そして自らの性質を変えることが難しい生物と違って、ビジネスでは自ら変革を作り出すことが可能だ。環境が自分を適者とするか不適格とするか、それは全て自分次第。(スキマスイッチ全力少年でもそういってるよ)

弱肉強食モデルを社会で言うと、強い会社が弱い会社を排除する構図だ。弱い会社とは規模、資金を指し、得意とする分野やアイデアなどでは負けない会社も数多くある。これを排除して社会の発展はありえない。発展が無ければ社会全体に力が無くなる。結局少ないパイの奪い合いをして最終的には全て絶滅というシナリオだ。ばかげている。

適者生存こそが社会構造の本質かも。