FreeMan：俺の財産は、・・・・

＊　財産。
すぐ熱くなり、また覚めるのも早い。　大好きなことに、かなりの時間・お金をかけているが、とことん極めているわけではない。
その割には、休みの日は家にいない。　雪がある冬は山にスキー・ボード、雪がない春・夏・秋には海で釣り、そして山でゴルフ、そしてサイクリング。　ただそのための技術や装備にあまり凝っていない。　したがって、雪山の装備も軽装だ。その辺のスポーツショップで安売りしているウエアと板・靴だから、あまり寒かったり雪がひどかったりするとすぐ萎えてしまう。　
釣りに使う竿やリール、ラインや針などのパーツも、2年も使ったらヘニョヘニョになってしまいそうなものだ。　　そんなわけで、それぞれの腕前もそこそこで、エキスパートまでは行かないものだが、しかし、誰とでも付き合える程度であることも確かである。　　
したがって、道楽ではなくやはり趣味の範囲であると考えてよいのだろう。　　
本来であればNorthあたりの専門店で薀蓄を語りながら吟味してそろえていけばいい、そんな年齢のはずなんだけれど・・・。　
基本的に貧乏性なのだろう。　“高価なもの＝悪”、の公式がどこかで刷り込まれている。それは、生まれ育った時代がさせているのか、環境がさせているのか、たぶん後者のほうではあるが・・・。　
凝り性で、飽き性なので、とっては投げちぎっては投げの状態で、道楽として深くはまったら、いくら時間とお金があっても足りなくなってしまうであろう。　人間はうまく出来ているもので、３つめの性格に高田純次並みのテキトウ加減がミックスされてバランスが取れている。　
この先もいろいろなことに興味を持って手を出しては、捨てていくのだろう。　だから貯金が出来ないのも当然だ。　ただ競馬や競輪のような賭け事は貧乏性が幸いして興味が沸かない。　したがって、借金の山を築くこともないだろうと思う。　
私の財産は金銭ではなく、思い出や、遊びの中の経験と知識なのかもしれない。でも、何の役に立つのかねえ。