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 今年はやばいぞ!

あけましておめでとうございます。
2011年、無事新しい年を迎えることができました。 相変わらず1年が過ぎることの速さに驚いてしまいます。   

新年の休みの間、月並みではありますが、一年の計は元旦にありとの例え通り、今後の人生・事業について真剣に考える時間を持てました。 今年こそ縁談頑張ろうー!!というやつが数名いることは昨年末の納会で判明したが、家族を持つことや人生について・・という話は、それぞれが必要に応じて考えているだろうから、大きなお世話になるのでやめておきましょう。  したがって社内事情についてお話ししておこうと思います。 29日の納会に言いかけた事ですが、昨年手をかけたクラウド実証試験がもうすぐ終了し、4月以降は本格運用に向けて展開してゆくことになります。ソフトウエアも購入から借りて使うという時代に向けて本格的にシフトしてゆくのでしょうか。  私たちの会社は、どこに行けばいいのか真剣に考える時期に来ました。 クラウドコンピューティングに関し、少なくとも中小ベンダーの中では、今回の補助関連を利用したことで比較的対応が早いグループに属していると思います。 はたしてその方向性が正しいかどうか、今年の動きの結果が2年後位に大きな果実となって収穫できることを祈ります。

 それより私が最近非常に気になっているのは、昨年何件か発生した公営住宅システムでのトラブルです。 会社の歴史上最大の危機のような気がします。
一連の出来事は、防ぐ事が出来ない事故だったのか、私たちの不注意によるミスなのか、あるいは、ユーザー数が150を超えたことによる管理システムの限界なのかもしれません。  これらが原因であれば、対症療法で穴をふさぐことができると思っています。
厄介なのは、私たちのおごりが原因の一つにあるかもしれないという事です。
百年に一度あるかないかと言われた金融の信用不安からくる経済危機に際しては、傷を受けたものの何とか生き残り、われわれが提供しているパッケージソフトについても多少進行速度が遅いものの順調に世代交代を実現中であること、決算状況については、利益を上げ、株主配当も行い、対外的には、なかなか状態の良い会社に見えます。 実際に銀行や、同業者間での評判は悪くありません。  そんなことで少しいい気になっているのでしょうか。
 商談を起こし、契約に至った時の喜び、そしてその後の責任に身が引き締まった事を覚えていませんか。 もっと慎重に、小心になり、顧客の要求に真摯に耳を傾け、細心の注意と敬意を払って、開発や納品に臨んだ事を思い出し、初心に帰る事がこの危機を乗り越える最良で最短な方法かもしれません。
 私たちの会社がこの先大きく伸びるために越えなければならない関門なのか、変革の時期なのか、いずれにしろ今年は正念場です。 ここを乗り越えなければ明るい未来はないと考えるべきです。

 と、年頭は少々危機感を覚えた次第です。 わが身とともに、特に古くからいる皆さんには初心を思い出し、真摯な態度で業務にあたっていただきたいと思います。若者をそれを見て育ってゆきます。